住みよい綱島・箕輪・日吉のまちを考える会(まちを考える会)

地域の皆さま

「まち考える会」は、野村不動産のA工区工事説明会(8月10日)以降、5回に及ぶ話し合いを重ねてきました。12月4日にはA工区の騒音測定に立ち会いました。

騒音・振動の合法的拷問を避けよ

 「静かな工事」(法的規制値以下)でも70〜75デシベル綱島街道沿い並みでした。震動を伴う工事でかんたんに85デシベルを越えるでしょう。救急車の音がそうでした。野村側は、「瞬間的に85デシベルを越えても規制されない。持続的でなければ違法ではない」といいます。しかし、70デシベルにせよ早朝から、1カ月、半年と長期に続くとならば、まさに合法的な拷問です。野村側の工事説明では、8時から6時までの工事時間といいますが、もっと制限すべきです。騒音・振動を下げる重機の使用や工法が工夫されるべきです。防音(壁など)の手立てや子どもやお年寄りの午睡する時間の工事制限も検討されるべきです。これらを放置して、何がまちづくり、エリアマネジメントでしょうか。

綱島街道に出入り口を

 「なぜ、野村団地は綱島街道に出入り口を計画しないのか。周辺交通状況の一層圧迫する」。若い住民の指摘でした。野村側は「警察の指導」というのみです。なんの「スタディ」もしていません。しかし、警察(交通指導課)、信号は道路交通法の規制があるが、出入り口は法的根拠はない。安全プラス人命への対策をもって野村側が提案すれは、検討すると言います。

高さ容積は目一杯、保育施設は最低限以下は変!

 高さ容積率規制緩和は「地域貢献」の実施が条件でした。野村側は高さ容積は目一杯の計画です。保育施設は1320戸に一ヶ所のみです。団地の方々も保育園に入れず周辺に流れます。さらに予定されていた90人定員規模の保育所を撤回し、60人規模としています。最低限以下です。あまりに勝手ではないでしょうか。地域貢献施設としての保育所施設の増設を求めます。

「圧迫感の低減」はいぜん根本問題^ 

 「圧迫感の低減」「地域との調和」は地区決定です。目一杯のボリュームは周辺地域を圧迫します。私たちはリアルな模型で「圧迫」の事実を確認し、「低減」を説明して欲しいと求めてきました。野村側は1/1000の提示しました。しかし、周辺の建築物は不正確、高低ある地域全体のまちなみのリアリティーもありません。圧迫感も調和も確かめることができません。
 
 私たちは、地区計画にのっとったまちづくりを求めます。何より、地域住民の声に真摯に応えて欲しい。企業のまちづくりに対する責任を果たして欲しいです。
 
 本年11月、野村社長の会見場に展示された模型。A棟(60m高マンション)を学校側から見たもの。手前の白い箱が、小学校校舎。左の透明の箱は、また、建築確認が取れていないC棟(60m高)。右奥に、B棟(60m高)。見ているのは会見を取材したマスコミ関係者。大きく見えるが、模型の尺度にすれば、大人で1・7センチ前後となる。写真ではC棟は、透明につくられており、”圧迫感”は感じられない。住民は、透明ボックスではなく、周辺地域を圧迫する事実を示すリアルな模型の提示を求めています。その圧迫感がどのように「低減」されるのか。また、周辺地域といかに調和しているのかをしめす模型を求めています。「写真の棟模は、購入予約者用のもので、住民要望に応えるものではない」と一般公開(営業時間内)はされていません。野村側は11〜12月中に、住民向けに1/1000の模型の作成提示を約束しています。住民側はすでに、1/1500の模型をつくっています。周辺地域全体の中で3棟高層マンションの地域エリアにおける「存在感」を明らかにしています。それは圧倒的です。いかに周辺地域と調和させるかは、まだ未解決です。
 林横浜市長は、学校環境としてもマンション建築が周辺地域と調和しまったく問題無いという感想を、議会で表明していますが、いかがなものか。住民は都市計画審議会決定の地区計画をおざなりにする建築は認めることはできません。まちづくりの名のまち壊しは見直し、計画変更されなくてはならないと考えます。 
 それは未来に生きる子や孫たちに対する責任でもあると考えています。
                                 (KK)