保育所設置問題で、市まちづくり課交渉(その1)

保育所設置問題で、市まちづくり課交渉(その1)
 
箕輪町4.5haの再開発は、第4番目の工区の説明に入っていますが、2番目の工区では建築確認がおり、3番目の工区は、建築確認申請が大詰めです。その中で、浮上している問題が、保育所施設についてです。
「住みよい綱島・箕輪・綱島のまちづくりを考える会」(代表:木間誠司)は、3月22日、横浜市地域まちづくり課(箕輪町2丁目開発問題担当)と地区計画決定をめぐって交渉を行いました。以下、質問事項 メモです。    
            
1)港北箕輪町二丁目認可保育所新設について
 
港北箕輪二丁目地区に認可保育所の新設をもとめる議会陳情に対する回答として議会議長から寄せられた文書(2018年3月26日)では、地区計画で決定された方針に基づき、野村不動産の計画では「‥保育所については定員90人程度の認可保育所を計画すると聞いている」「よって野村不動産株式会社が建設予定の共同住宅3棟全てに認可保育所の設置を 指導する必要はないと考えている」と回答しています。
関係局(区)に照会した結果といいます。まちづくり課はどういう認識であったのか、その後どういうことになっているのか。
保育所問題の背景には、港北区の待機児童の増加、未解決の実態がある。今年度の実態をどうつかんでいるのか。野村不動産の1320戸建設計画は待機児童問題に拍車を掛ける。このことをどう見ているのか、どういう対策を持つのか。「90人規模」の保育所一つで、十分ではないとの認識は野村自身認めている。市はどう見ているのか。
保育所の計画にあたり、野村不動産は「セキュリティー等、利便性、プライバシー(を) 確保する保育所の用途上の性質への配慮」ということに言及している。きわめて重要だ。現在計画されているB工区「綱島街沿いの商業棟3階(居住棟5階相当)」の保育所は、「保育所の用途上の性質への配慮」をよく果たしているのか。災害時、90人規模の保育児を、限られたスタッフのもとで、階段を通じいかに安全に避難させること ができるというのか。一階に、せめて滑り台で避難できる二階にすべきではないか。
・いかなる根拠で、5階相当への配置が低層部(地区計画決定)といえるのか。
 
2)地区計画における認可保育所の配置場所の変更について
 
・野村側は、C工区の「中央広場に面した低層部」への保育所の配置を、「B工区の綱島街道に面した商業棟の3階」への変更が、地区計画決定と違うものと認識している。それ故に、その違いが、地区計画決定に違反するほどのものかどうか、市にお伺いを立てた。それは、2018年2月22日の「地区計画」届出の文書だという。それはどういうものか?
・市の側は、C工区の「中央広場に面した低層部」保育所を配置するという決定を、「B工区の綱島街道に面した商業棟の3階」に変更する、という野村不動産の措置を、地区計画決定と違うものであると認識を持っているのかどうか。また、違っているけれど、地区計画決定に違反しているといいうほどものではないという認識であるとすれば、それは、いかなる根拠(程度)によるものであるのか?
箕輪町2丁目地区地区計画の決定過程には、様々な意見がでた。住民も出した。住民の側には、とことん反対の部分がある。しかし、内容(文言)は一字一句変更されることはなかった。それだけ、かたい認識を反映したものだったのだろう。一方、その中には住民の要望が反映されている部分もある。そうした決定だ。事業者の側に、たとえ、よりよいものにしたいという善意があったとしても、その時点で下された、ぎりぎりの決定が守られるべきではないか。よりよいものにしたいという口実で、営業上の都合優先の変更が許容さ れるようなことがあればそれは、地区決定の意味を低め、形骸化、ひいては否定するものではないか。それは、行政を卑しめることでもあり、認めるべきではない。
 
このメモに基づき、地域まちづくり課がどう考えているのかの聞き取りがおこなわれました。
 
(つづく)

「〈仮称〉日吉サービス付高齢者向け住宅計画」の説明会行われる

「〈仮称〉日吉サービス付高齢者向け住宅計画」の説明会行われる
             箕輪町2丁目開発D工区
   9階建て大食堂、大浴場付きの「老人ホーム」120室、
   老人福祉施設ではなく、自立高齢者向き賃貸営利事業=野村直轄
 
 
 4月6日(土)、野村不動産箕輪町2丁目開発事業の一環である、「〈仮称〉日吉サービス付高齢者向け住宅計画」の説明会がおこなわれました(於:日吉地区センター)。野村側からはシニア事業課の担当者ほか設計者など4人が出席、、住民の側の参加は、8人ほどでした。(4月5日の夜にも行わました)。
 説明によると、建物の種類は「老人ホーム」となっていますが、〈特別老人養護施設〉ではない。医療介護の特別な体制は取らない。あくまで、自立できている高齢者(夫婦可)が対象だということです。〈自立〉できなくなった場合、つまり、介護が必要になったら「出て行ってもらう」施設で、野村不動産系列の会社が経営する賃貸物件とのことでした。なんと9階建てで、広い部屋狭い部屋あわせ、120室。大食堂、大浴場、また、フィットネス事業スペースも配置しています。この手のものとしては、規模は大規模というわけはではないとのことでしたが、けっこうな規模です。
  建築される場所は、綱島街道南日吉団地入り口の、ジョナサンの向かい側です。野村総研跡で、”森”の部分を含みます。〈吉日市場〉が開かれてきたところです。箕輪町2丁目地区計画では、A地区にあたります。野村開発地域としては、D工区とされてきました。
  D工区は 60m、250%の建築物が可能にされた地区に入りますが、今回、「老人ホーム」となる建築物の高さの制限は31m、容積率は235%とのことでした。なぜ、60m、250%ではないのか。それは、綱島街道からのセットバックが、10mしか行われていない(60m高にするには、20mのセットバックが必要と決まっている)ことと、施設が、地域貢献施設でもなんでもないので、規制緩和は受けられない、ということでした。それでも、それまでの規制の20m、200%というの規制よりははるかに「いい条件」で建てられるわけです。
 施設の性格としては、老人ホームというが、「生活支援施設」でも、「生活利便施設」でも、「地域貢献施設」でもないのですが、配置されるフィットネスのスペースは、居住者だけではなく、地域の方も使えるようにする、という説明でした。「じゃあ大浴場は」という声も上がりましたが、「それはダメ。居住者のみ」とのことでした。ちなみに,室ごとにユニットバスはついているとのこと。
 この高齢者住宅の計画は、箕輪町2丁目「地区計画」に基づくもの、とされています。しかし、「地区計画決定のどこに〈老人ホーム〉は位置づけられているのか?事業の根拠は?」と質問すると、野村の担当者は、「ごめんなさい。今答えられません。整理してお答えします」という。地区計画のもとずく事業という基本的な認識があやふや(欠けている)な一端が露呈しました。
 つまり、そもそも、「老人ホーム」計画は地区計画のどこでも議論されていないのです。生活支援施設でも、生活利便施設でも、地域貢献施設でもない。地区計画には書き込まれていないで、野村が自由に計画する、野村の子会社直轄の、文字通り、営利施設なのです。地区計画の抜け穴なのか? 
 一方で、1320戸、3000人から4000人の住人が増えるという計画なのに、保育所は500㎡規模が一つ作られるだけ。高齢者住宅に9階建てに対比しても、ひどくまちづくりとしてのバランスに欠けるものです。
 基本的に、まちづくりは、営利の原則の枠を超えて考えられなくてはならない。営利の原則は抑制的でなくてならない。都市計画としての地区計画の趣旨であるはずです。
 今回の計画は、そうしてた地区計画には縛られないのか?どう抑制的であるのか。市の見解が問われることでもあります。
 いずれにしても、地区計画上、どう整理されるのか。その回答がはっきりしない限り、説明は終わらない、との発言が住民側からありました。
 野村の発表したチラシ(2016年版)では、「老人福祉施設がうたわれていました。「これだろう」と参加したロイヤルマンションのNさんが指摘されました。野村側としては早くから考えていたようですが、地区計画には反映されていない。ただ、住民側は、野村のうたう、「老人福祉施設」を文字通り、地域貢献施設の一例として受け止めてきました。この機に及んで、そうではなかったのか?Nさんは憤慨されていました。
 また、工事と関連して、”森”の緑が、伐採される。唯一一本残っている桜の木もどうなるのか。「できる限り残す」とのことでしたが、それが本当なら、すでにもっと残っていてよいものだ。そうなっていない。市民は緑税を払っているのに、と、ここでも住民の方は憤慨されていました。
 そもそも、市は何をしているのか。地区計画決定というものをどう考えるのか。あたらためて問われます。

報告 12/15まちづく合同会議  地域の課題かたりあう

まちづくりの会ニュース 2018・12・16号

報告 12/15まちづく合同会議  地域の課題かたりあう

 12月15日、《まちづくり大忘年会》〜日吉本町 オブライエンズ・アイリッシュにて開催〜に先だって、まちづくり合同会議が開催され、日吉、箕輪、綱島、南日吉、下田(本町5丁目)外から7人が参加しました。
 報告は、「横浜市の学校用地購入価格をただす会」から小嶋様、「住みよい綱島・箕輪・日吉のまちを考える会」から渡辺、そして、松下通信跡に中学校の建設を求める連合町会ぐるみの大署名運動にも参加した八木様から、その後の綱島再開発計画の現段階についての情報資料、また、新吉田に在住でマンション管理士でもある江崎様からロイヤルマンションの例も引き合いにされながら、マンション管理組合と住民自治との関連、管理業者依存の弊害や綱島再開発で100m超高層マンション2棟建設と新駅建設と三つの大工事の進行に対する地元住民の態度(反対の声が出ない)をどう見るかなどのコメント、本町6丁目の高園様からは崖地の斜面の木々を伐採し、37戸の戸建て住宅建設が進んでいる。議員さんにも相談しているが、住民としてどう対処したらいいのか、勉強しないと見当もつかないという訴えがありました。
 限られた時間の限られた参加でしたが、それそれの地域でぶつかっているまちづくりをめぐる取り組みの状況について交流されました。
 同時に、横浜市政すすめる大企業優先の市政のあまりにも典型的な事例である学校用地(公共用地)購入に当たって、野村不動産所有の私有地を不法に高い価格で買い入れ、過剰な貢献(損害補償)をしていることをただす課題について、横浜市民全体の課題として一致して取り組もうという点を共有することとなりました。
 渡辺の報告は、12月12日の野村不動産側との話し合い報告㈪を含むものです。
 添付㈰します。

野村不動産との調停を求める聴聞会は20日に開催

 12月20日から、「横浜市中高層建築物及び開発事業に係る住環境の保全等に関する条例」に基ずく、野村不動産(事業推進三部長 足立総一郎氏)と住民側渡辺他24人の間の、横浜市による調停がはじまります。
 20日には、調停ための聴聞会が行われます(資料添付)。住民側は1時間にわたって市が任命する調停委員(3人)の前で調停を求める理由を述べ、また、質問を受けることになります。
 こちらが求める調停要請項目は以下の通りです。
 ㈰保育所問題
 ㈪防災備蓄倉庫問題
 ㈫工事に関する事項
 ㈬道路・交通問題
 ㈭広場・貫通道路等地域貢献スペース問題
 ㈮風害について
 ㈯住民との意見交換・協議に難する件
 ㉀階高の縮小に関すること
 これまでの野村側との話し合いの中で、不一致を整理し、絞り込んで、調停を求めていきます。地区計画さえ守れない、まちづくりの名によるまち壊しの違法は、設計変更によってただされるべきであることを主張します。
 渡辺他の調停開始につづいて西川・山本様他40人余の調停も始まります。

12月24日25日に急遽、設計変更説明会 

 私たちの話し合いとは別に野村不動産の「設計変更に伴う住民説明会」(条令出義務ずけられたもの)が開催されることになりました。A工区、B工区で駐車場を減らし、C工区で増やすという”変更”のようです。駐車場の総量は増加するとのことです。問題が多く、団地内の住民にとっても混乱必至の、北・南のみの道路出入り口問題をそのままにして、駐車場だけは増やすとは、どんな道路・交通状況イメージしているのか。とんでもない話です。年末のどさくさに紛れて、とにかく「住民説明会をやった」のアリバイを許してはならないのではないでしょうか。
 参加を呼びかけます。

12月24日 10時から 慶応大学 協生館 2階
12月25日 7時から  慶応大学 協生館 2階

(㈵) 12.12の野村側との話し合い(6回目)のまとめ

        この間の到達 12.15まちづく合同会議資料

(㈵) 12.12の野村側との話し合い(6回目)のまとめ

参加:住民側 木間、高野、金沢、国分、西川+1人、渡辺、高園+1人(下田)9人、   野村側(工事業者の住友から一人)5人で行われました。
期日:12月12日 5時15分から8時15分
場所:日吉地区センター
内容:「企業はまちづくりづくりへの責任をはたせ」
㈰工事・工事協定について
㈪道路・交通問題
保育所等地域貢献問題
㈬圧迫感低減検証ー模型問題
ほかについて、

(1)工事・工事協定
◯まずは、工事か住宅地の真只中の工事であること、高層大規模工事が、一棟だけでなく 3棟連続する現場であること。騒音一つ一過的でなく半年、1年またそれ以上継続する 工事現場であること、そういう工事の住民への影響を減らすためのものであるという認 識が住民側からこもごも出された。
?工事業者(住友)からは工事説明資料と一般的な《案》が提示される。
◯話し合いで、
 ㈰「工事時間」で、特定建設作業(85デシベルの騒音の出る工事)は、9時ー5時と  することを明記
 ㈪日曜日・昼休み時間、工事しないことも明記
 ㈫騒音測定器計・震動測定器を配置し、測定された記録を保存公開する
 ㈬『工事遵守事項』の例外的作業を行う場合、事前に周辺住民に告知すること及びその  周知方法を決める。
  つまり、一般的な予定の工事についてではなく、「例外」として、時間規制外に行わ  れるものについて、突発的な場合はともかくとして〜その場合でもスピーカーでアナ  ウスするなど〜、周辺住民に事前に知らせることです。
 考察
 これらの点が、「工事業者側が社に持ち帰り検討」となる。昼の時間(「昼休み」ほか)も「工事をしないこと」は新しい要望。他のことはすでに前回までの話し合いで提示してきた事柄。そして、すでに、杭抜き工事など特定作業が計画化されているのに、「これから持ちかえって社内検討」というのは、あまりに対応が遅く、問題を軽く見ているのではないか。

(2)道路・交通問題
 ㈰綱島街道への出入り口をつくらないことについて、
?那波氏は「大前提として、南北出入り口で車両運行がどうなるかシュミレーションをし た。北口の慢性的渋滞の調査もした。信号の間隔の問題やバス停による渋滞がある。青 の間隔を伸ばすとか、バスベイをつくることにした。それで北側の運行も大丈夫、とい う結論をだした。」とした。
◯先の話し合いで「警察の指導」で出入り口は検討さえしなかったということだったが事 務局の渡辺が担当課(神奈川県警交通指導課)に確認した結果、警察としては信号機設 置については交通法規上の規定があって指導している。幹線街道への出入り口について は、渋滞の原因になるのでつくらないようにするという県の建築局の方針があるが、法 的な定めはない。野村側が、安全人命対策をしてどうしても出入り口をつくりたいとう ならば検討する」といっている。警察の指導で、出入り口ができない、というのは根拠 がないした。 
?野村の担当者は、警察からの回答は上司から聞いた。「あれ?と思うことがないわけで はないが、警察と改めて話をしたい。ただ、「警察との協議」は、「綱島街道への出入 り口をつくらない」という設計の「一要素」だった。それとは別に、街道沿いの「歩行 者空間を豊かにする」という視点にたった。その時、歩行者空間と交差する道路はいか がなものか」ということであった。これを矛盾しない仕方で、出入り口はできないか。
◯「警察の指導」といってきたが、先ほどの話で、むしろ野村側の「歩行者空間を豊かに する」という設計方針を重視したということがわかる。その方が「見栄えがいい」とこ とであったのではないか。結果、具体的な車両の流れを考えたらめちゃくちゃな計画に なってしまった。
◯住民は問題を指摘し続けて来た。住民の声を無視してきた結果だ。
?いろいろな意見を踏まえてやった。
◯住民の誰がいいといったのか。そんな人はいない。
◯アセスメントをして、大丈夫、というが、通行車両の量など少なすぎる予測だ。長年住 んできた住民の経験からの判断を軽く見ている。
◯今ある信号を活用して、出入り口をつくれ。

㈪まちづくりの基本問題としての道路交通問題

◯野村さんは「まちづくりだ!」「真のまちづくり」「100年未来都市」みたいなこと を言ってきた。「まちづくり」というならば、道路問題、交通問題は前提問題だ。それ がなっていない。今からでも遅くない。見直せ(住民)。
◯マンションとしては、車使用制限をかけないと車を外に出せなくなるのでは。どんづま りになってしまう。団地に住む人たちが困るだろう。
◯交通量調査を行って大丈夫というが、データはどうなのか。実態自体が以前とかわって いるのでは。見通しの見直しが必要なのではないか。
◯南日吉団地入口の交差点(ジョナサン前)の信号の右折禁止を解除しても、二車線がな い。動きがとれない。渋滞がとんでもないことになる。今もつかまっている車両が多い。
野村側が道路を提供するなりしないとだめだ。
◯工事車両の出入り口を生かす。
?綱島街道への出入り口の移設は、大きい工事。計画変更なしにはできない。いまさらで きない。じゃあ、何ができるのか、は考えなくてはいけない。シミレーション をやり 替える?
◯そもそもボリュームが大きすぎる計画なのだ。インフラがともなっていない。審議会で も、住民も 一貫して指摘してきたことだ。 

(3)保育所施設ほか社会貢献問題

◯90人規模から60人へ。どういうことか。
?市から問い合わせを受けている。会話を始めたところ。90人から60人にかえた、と いう認識はない。横浜市から90人定員にしてくれという話もなかった。
◯1320戸に60人規模などぜんぜんたりない。地域貢献どころか地域圧迫だ。
?60人定員1施設だけで足りているという認識ではない。子どものための施設はほかに もある。他の施設とのバランスで考える。
◯地区決定では、地域貢献施設の配置を確認している。保育所にしても一ヶ所以上はダメ。 60人以上規模だめ、と制限しているわけではない。高さ、容積率制限とは違って、増 やすことになにも制限はない。戸数をへらし保育施設に当てるという判断は地区計画の 決定に反するものではない。
◯ドックランと園庭と同じ程度の広さでバランスをとった、といえるのか。ドッグランは なくなったけれど。 
◯周辺の公園は園庭の内保育所園児の順番待ちだ。団地の中に正式な公園を配置すべき。
保育所を民間に運営させるとしえ10年後の需要がどうか、安定経営の見通しが保障さ れないでつくればいいとなならない。民間業者ものってこない、といった認識が「住民 の意見書」への回答にあった。この地の保育のニードは10年でなくなるというような ものではないのではないか。

(4)圧迫感低減。模型問題

?1/1000の模型は前回指摘の周辺建築(南側プラウド)の高さ訂正。製作側として 周辺地域との関係で「圧迫感」の大きさを感じさせるような模型をつくるという点では 不十分だった。つくり直したい。今回のものは展示場の倉庫に収める。2月まに作り直 す。範囲を広げ、高低さも出るもの。
◯1/1000のものは、それとして駅前でも展示し、住民の反応をとって欲しい。
◯見ての感想・・翌日のメールから。
(5)その他
◯工事協定をめぐって・・・町会長は協定を結ぶことで負う責任を負担感じ、結ぶことに 消極的になることが多い。野村側が責任をもつ、ということ明確にして説得を。
◯話し合いの内容は、これまで、話し合いの途上でもあり外に対し発信してこなかった。 今回の確認を区切りに発信に踏み出すことについて了承をもとめる。
?異議はない。誤りは誤りと訂正させていただく。

(㈼)調停聴聞

㈰12月20日・・・渡辺
  ㈪     ・・・西川、山本

(㈽)「A、B工区駐車場計画変更」による説明会
      (中高層条令にもとずく)
㈰12月24日10時より、慶応大学協生館
㈪12月25日7時より、慶応大学協生館

(㈿)町会HP掲載、自前フェイスブック

㈰町会HP投稿・・・17日12時打ち合わせ

㈪カネコさんの仕事の引継ぎ

住みよい綱島・箕輪・日吉のまちを考える会(まちを考える会)

 


 住みよいまちづくりにご奮闘ごくろうさまです。 今年も残すところわずかになりました。ついては、お互いの日頃の取り組みと思いを語り、交流しながら、明日への鋭気を養しなう忘(望)年の集いを開催したいと思います。
 日吉・オブライエンズ・アイリッシュパブを貸し切って(!)の企画です。
 どなた様もふるって、ご気軽にご参加ください
■期日:12月15日(土)
   ■時間:4時から6時まで
   ■場所:オブライエンズ・アイリッシュパブ
    ・・日吉駅3分日吉駅普通部通り。信号先直進、3つ目角(時計屋)の右        折、手作り餃子屋さん前、焼き鳥屋さん隣
   ■会費:3000円 (15人以上で開催)
     申し込み https://kanji.1ww.com/e/31wdlm
    問い合わせ先事務局  070・5452・0195 ワタナベ

  2時から3時半 合同会議を行います
 
 
 忘年会のまえに、2時から3時半まで、《住みよい綱島・箕輪・日吉のまちを考える会》・《横浜市の学校用地価格をただす会》の合同会議を開きます。
 この間、重ねてきた住民の野村不動産側との話し合い、行政との交渉、議会審議、また、武蔵小杉まちづくり運動との交流など各地市民諸活動や市民自治研究への参加、建築専門家や弁護士との協議・学習などから生まれた成果について報告し会い、それぞれのとりくみの方向性について相互理解と大きな意思統一を行います。
 忘年会と合わせご参加下さい。
  住みよい綱島・箕輪・日吉のまちを考える会
    +横浜市の学校用地価格をただす会

住みよい綱島・箕輪・日吉のまちを考える会(まちを考える会)

地域の皆さま

「まち考える会」は、野村不動産のA工区工事説明会(8月10日)以降、5回に及ぶ話し合いを重ねてきました。12月4日にはA工区の騒音測定に立ち会いました。

騒音・振動の合法的拷問を避けよ

 「静かな工事」(法的規制値以下)でも70〜75デシベル綱島街道沿い並みでした。震動を伴う工事でかんたんに85デシベルを越えるでしょう。救急車の音がそうでした。野村側は、「瞬間的に85デシベルを越えても規制されない。持続的でなければ違法ではない」といいます。しかし、70デシベルにせよ早朝から、1カ月、半年と長期に続くとならば、まさに合法的な拷問です。野村側の工事説明では、8時から6時までの工事時間といいますが、もっと制限すべきです。騒音・振動を下げる重機の使用や工法が工夫されるべきです。防音(壁など)の手立てや子どもやお年寄りの午睡する時間の工事制限も検討されるべきです。これらを放置して、何がまちづくり、エリアマネジメントでしょうか。

綱島街道に出入り口を

 「なぜ、野村団地は綱島街道に出入り口を計画しないのか。周辺交通状況の一層圧迫する」。若い住民の指摘でした。野村側は「警察の指導」というのみです。なんの「スタディ」もしていません。しかし、警察(交通指導課)、信号は道路交通法の規制があるが、出入り口は法的根拠はない。安全プラス人命への対策をもって野村側が提案すれは、検討すると言います。

高さ容積は目一杯、保育施設は最低限以下は変!

 高さ容積率規制緩和は「地域貢献」の実施が条件でした。野村側は高さ容積は目一杯の計画です。保育施設は1320戸に一ヶ所のみです。団地の方々も保育園に入れず周辺に流れます。さらに予定されていた90人定員規模の保育所を撤回し、60人規模としています。最低限以下です。あまりに勝手ではないでしょうか。地域貢献施設としての保育所施設の増設を求めます。

「圧迫感の低減」はいぜん根本問題^ 

 「圧迫感の低減」「地域との調和」は地区決定です。目一杯のボリュームは周辺地域を圧迫します。私たちはリアルな模型で「圧迫」の事実を確認し、「低減」を説明して欲しいと求めてきました。野村側は1/1000の提示しました。しかし、周辺の建築物は不正確、高低ある地域全体のまちなみのリアリティーもありません。圧迫感も調和も確かめることができません。
 
 私たちは、地区計画にのっとったまちづくりを求めます。何より、地域住民の声に真摯に応えて欲しい。企業のまちづくりに対する責任を果たして欲しいです。
 
 本年11月、野村社長の会見場に展示された模型。A棟(60m高マンション)を学校側から見たもの。手前の白い箱が、小学校校舎。左の透明の箱は、また、建築確認が取れていないC棟(60m高)。右奥に、B棟(60m高)。見ているのは会見を取材したマスコミ関係者。大きく見えるが、模型の尺度にすれば、大人で1・7センチ前後となる。写真ではC棟は、透明につくられており、”圧迫感”は感じられない。住民は、透明ボックスではなく、周辺地域を圧迫する事実を示すリアルな模型の提示を求めています。その圧迫感がどのように「低減」されるのか。また、周辺地域といかに調和しているのかをしめす模型を求めています。「写真の棟模は、購入予約者用のもので、住民要望に応えるものではない」と一般公開(営業時間内)はされていません。野村側は11〜12月中に、住民向けに1/1000の模型の作成提示を約束しています。住民側はすでに、1/1500の模型をつくっています。周辺地域全体の中で3棟高層マンションの地域エリアにおける「存在感」を明らかにしています。それは圧倒的です。いかに周辺地域と調和させるかは、まだ未解決です。
 林横浜市長は、学校環境としてもマンション建築が周辺地域と調和しまったく問題無いという感想を、議会で表明していますが、いかがなものか。住民は都市計画審議会決定の地区計画をおざなりにする建築は認めることはできません。まちづくりの名のまち壊しは見直し、計画変更されなくてはならないと考えます。 
 それは未来に生きる子や孫たちに対する責任でもあると考えています。
                                 (KK)